任意整理とキャッシングに関するＱ＆Ａ

　任意整理を行えるのはショッピングの利用だけに限らず、キャッシングの利用分についても任意整理を行えます。

　１つの会社でキャッシングとショッピングの両方を行っている場合、キャッシング分だけ、あるいはショッピング分だけを任意整理するということは基本的にできないので、キャッシングとショッピングを合わせた全体を任意整理することになります。

　１でも述べたとおりショッピングと分けて任意整理するということができないため、キャッシングの利用だけでなくショッピングの利用も行うことができなくなります。

　また、任意整理を行うことで信用情報機関に登録されるため、任意整理を行った会社だけでなく、他社からの借入れについても難しくなることが多いです。

　ローンを組めるかどうかも信用情報の問題がかかわってくるため、任意整理を行うことで住宅ローンや自動車ローンを組むことも困難になります。

　任意整理をした会社でキャッシングを行うことはできません。

　任意整理の対象外の会社についても新たな借入れを行うことは難しいと考えた方がよいでしょう。

　任意整理をする場合には、借入れに頼ることなく、自身の収入をもって返済していける見込みがないと難しいということになります。

　信用情報機関に登録されている間は、新たにキャッシング等の借入れを行うことは難しいです。

　では、信用情報機関に登録されている期間はどれくらいなのかというと、３つある信用情報機関ごとに異なるのですが、最短で弁護士に依頼してから５年、最長で完済してから５年とされています。

　信用情報機関に登録されていない＝どの会社でもキャッシングできるようになる、というわけではないですが、任意整理を始めてから７～８年すると、再度借入れができるようになる会社も多いという印象です。